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スタレボ配合錠L50、スタレボ配合錠L100が出荷調整に
2019年11月、ノバルティスファーマはスタレボ配合錠L50、スタレボ配合錠L100が出荷調整になると発表しました。
スタレボ®配合錠 L50/L100」は 12 月上旬以降供給が 滞る可能性がございます。このような事態に至り、医療関係者の皆様や患者様に は、多大なるご迷惑をお掛け致しますこと、深くお詫び申し上げます。
スタレボ®配合錠 L50/L100 製品供給に関するご連絡とお詫びより
理由は?
ノバルティスファーマは原薬を海外メーカーに委託しています。
現在、医薬品製造の書類更新手続きが滞っているため原薬の出荷ができないので出荷調整になりました。
代替品は?
スタレボ配合錠はレボドパ、カルビドパ、エンタカポンの3種類が配合されています。
代替品はスタレボ配合錠のように3種類配合している薬がないためノバルティスファーマは
- レボドパ、カルビドパ水和物の配合剤
- エンタカポン
の2つ合わせての処方を推奨しています。
レボドパ、カルビドパ水和物はネオドパストンやその後発品にあたります。
メネシットは出荷調整になっていますのでご注意ください。
エンタカポンはコムタン錠やその後発品にあたります。
名称の由来
Stabilized Levodopa
スタレボ配合錠L50、スタレボ配合錠L100のインタビューフォームより
安定なレボドパっていう意味ですね。
スタレボ配合錠はレボドパ・カルビドパ配合剤とエンタカポン単剤を合わせたことでコンプライアンスを上げるためにデザインされた薬剤です。
安定供給ができないと患者さんが服用する薬の種類や錠数が増えてしまうとコンプライアンスが悪くなり症状も悪くなる可能性があります。
早く出荷調整が解除することを願っています。
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