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グーフィス錠5mgの投与期間制限解除
2019年5月1日にグーフィスの投与期間制限解除になります。
他にも
- アレサガテープ4mg、8mg 【経皮吸収型 アレルギー性鼻炎治療剤】
- シダキュアスギ花粉舌下錠,000JAU、5,000JAU 【スギ花粉症の減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬】
- リムパーザ錠100mg、150mg 【抗悪性腫瘍剤/ポリアデノシン5’二リン酸リボースポリメラーゼ(PARP)阻害剤】
- レキサルティ錠1mg、2mg 【抗精神病薬】
- グーフィス錠5mg 【胆汁酸トランスポーター阻害剤】
これら5つが2019年5月1日より長期投与可能になります。
薬価収載してから1年を経過する月の末日までは投与量、投与日数の上限が決められています。
制限された日数を越えてそのまま調剤した場合は支払基金の査定の対象になり、返戻になってしまいます。
グーフィス錠5mgの処方が熱い
長期投与が間近になったせいかグーフィス錠5mgの処方が多くなりました。
高齢者の方に処方されることが多いのですが、皆さん服用してからお通じが良いみたいです。
グーフィス錠は世界初の胆汁酸トランスポーター阻害剤です
大腸に流入した胆汁酸によって水分分泌と大腸の運動が促進され排便効果を促します。
副作用
承認時までの国内の臨床試験では631例中292例(46.3%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められている。主な副作用は腹痛120例(19.0%)、下痢99例(15.7%)であった。
グーフィス錠5mg添付文章より
下痢か腹痛を訴える患者さんが何人かでてくるかなと思いましたが、今のところ皆様大丈夫みたいです。
それよりも便秘の苦痛から解放され、毎日の排便に喜んでいました。
グーフィス錠5mgでよく聞かれる質問
よく聞かれる質問の1つは2錠って多くないですか?という事を質問されます。
グーフィス錠は10mgを1日1回食前に経口投与します。
なので、グーフィス錠5mgを2錠服用することになります。
処方せんの用法にも「調節可」とコメントが書いており、
質問をされたら「調節しやすいように2錠になっています。最初は2錠から服用してお通じの状態を見ながら調節しても良いですよ。」と回答しています。
確かに患者さんはわからないので、1錠ではなくて2錠服用すると腹痛が起きたり、トイレから出れなくなるのではないかと不安になります。
もう一つは食前に服用を忘れたら食後でもいいですか?と聞かれます。
効率の良い効果発現のためには、食事の刺激により胆汁酸が十二指腸に放出される以前に本剤が投与されていることが望ましいと考えられます。
EAファーマ グーフィス®錠5mg Q&Aより
EAファーマ グーフィス錠5mg Q&Aにも書いてあるように食前の方が、効率が良いので、次の食事の食前に服用するようにと回答しています。
こんな指導箋もあります。
グーフィス錠が新規で調剤する時はなるべく指導箋見せながら説明し、お渡ししています。
わかりやすい指導箋なので是非ご活用してください。
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