メプチン顆粒0.01%が販売中止に

メプチン顆粒0.01%が販売中止に

2021年4月、大塚製薬はメプチン顆粒0.01%が販売中止になると発表しました。

永年に亘りご愛顧いただいておりました気管支拡張剤「メプチン顆粒 0.01%」は、誠に勝手ではございますが、販売を中止させて頂くこととなりましたので、謹んでご案内申し上げます。

メプチン顆粒 0.01%販売中止のご案内より

販売中止の理由は?

大塚製薬はメプチン顆粒0.01%が販売中止になる理由として触れていません。

 メプチンドライシロップ0.005%があるので1つの製剤に絞りたいのだと思います。

出荷停止予定時期は?

出荷停止予定時期として2022年5月頃としています。

ただ予定より早めに在庫がなくなる可能性がありますのでご注意ください。

経過措置期間満了日は?

経過措置期間満了日の予定として 2023 年 3 月末日としております。

 代替品は?

大塚製薬はメプチン顆粒0.01%の代替品として

メプチンドライシロップ0.005%、

プロカテロール塩酸塩 DS0.01%「タカタ」

を推奨しています。

メプチン顆粒0.01%、メプチンドライシロップ0.005%なのではプロカテロール塩酸塩水和物としての含量が違いますので切り替える際にはご注意ください。

メプチン顆粒0.01%ってどんな薬?

メプチン顆粒0.01%は気管支拡張剤で、気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫、急性気管支炎、喘息様気管支炎に使用されるお薬です。

1973年大塚製薬において新しい骨格である 2(1H)-キノリノンの種々の誘導体を検討し合成されたβ2刺激薬です。

一般名はプロカテロール塩酸塩水和物です。

プロカテロール塩酸塩水和物は気管支平滑筋のβ2受容体を選択的に刺激し、気管支拡張を示します。

名称の由来

Most Effective Pulmonary Treatment with Innovative New-Compound (革新的な新薬による最も効果的な肺疾患の治療)の頭文字から。

メプチン錠 50μg、メプチンミニ錠 25μg、メプチン顆粒 0.01%、メプチンシロップ 5μg/mL、メプチンドライシロップ 0.005%のインタビューフォームより

おさらい

今回はメプチン顆粒0.01%の販売中止に関して書かせて頂きました。

大塚製薬は代替品として

メプチンドライシロップ0.005%、

プロカテロール塩酸塩 DS0.01%「タカタ」

を推奨しています。

早めに切り替えることをおすすめします。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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