FAD錠 5mg「ツルハラ」、FAD錠 10mg「ツルハラ」が出荷調整に

FADのパンフレット

FAD錠 5mg「ツルハラ」、FAD錠 10mg「ツルハラ」が出荷調整に

2019 年 11 月、鶴原製薬はFAD錠 5mg「ツルハラ」、FAD錠 10mg「ツルハラ」が出荷調整になると発表しました。

弊社が販売しております『FAD錠 5mg「ツルハラ」・FAD錠 10mg「ツルハラ」』につきまして、原薬メーカーからの原料入手が大幅に遅延しております。 そのため、すべてのご要望に十分お応えできない状況から、甚だ勝手なお願いですが、出荷調整を実施させて頂きたく謹んでご連絡申し上げます。

FAD錠 5mg「ツルハラ」・FAD錠 10mg「ツルハラ」 供給に関するお詫びとお願いより

理由は?

原薬メーカーからの原料入手の遅延が原因です。

ここ最近、原薬メーカーの問題が多いですね。

リスクマネジメントとして、2つの原薬メーカーと契約しているはずなのですが・・・。

ここ最近、製薬メーカーの根本的な安定供給がなっていません・・・。

出荷調整実施時期は?

2019 年 12 月中旬頃までとしています。

ただ、どのメーカーも延びることが多々ありますのでご注意ください。

代替品は?

鶴原製薬は代替品として触れてはいませんが、同じ後発品として

FAD腸溶錠5mg「わかもと」、FAD腸溶錠10mg「わかもと」がありますが出荷調整になっています。

FAD腸溶錠 5mg「わかもと」、FAD腸溶錠 10mg「わかもと」、FAD腸溶錠 15mg「わかもと」が出荷調整になっています。

FAD錠「15」タツミが販売中止になっています。

先発品のフラビタン錠5mg、フラビタン錠10mgに変更をおすすめします。

FAD錠 「ツルハラ」、先発品のフラビタン錠ってどんな薬?

FAD錠 「ツルハラ」、フラビタン錠は補酵素型ビタミンB2製剤です。

ビタミンB2の欠乏や代謝障害によって起こる口内炎、湿疹の治療や予防、結膜炎など粘膜を正常に保つ働きに用いられます。

一般名はフラビンアデニンジヌクレオチドナトリウムです。

  • 名称の由来

「Flavin」と「Vitamin」に由来している。

フラビタン錠5mg、フラビタン錠10mgのインタビューフォームより

一般名のフラビンアデニンジヌクレオチドナトリウムとビタミンを合わせて命名したのですね。

FAD錠 「ツルハラ」、フラビタン錠ってなんで腸溶錠?

ビタミンB2は、リボフラビンです。

リボフラビンは効果を発揮するためには、リボフラビンが肝臓や小腸、肝臓でフラビンモノヌクレオチド(FMN)、フラビンアデニンジヌクレオチド(FAD) と生合成される必要があります。

FAD のほとんどが小腸で吸収されるのですが、FADは胃酸によって分解されてしまいます。

せっかく服用しても分解されてしまうと意味がありません。

FAD錠 「ツルハラ」、フラビタン錠は胃酸による分解を防止するために、腸溶性フィルムコート錠として設計されています。

腸溶錠なので、服用する際はかまずにそのまま服用するようにしてください。

 

 

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