ロコルナール細粒 10%が製造販売中止に

ロコルナール細粒のパンフレット

ロコルナール細粒 10%が製造販売中止に

2019年 10 月、持田製薬はロコルナール細粒 10%を製造販売中止すると発表しました。

弊社が販売しております循環機能改善剤 『 ロコルナール細粒 10% 』につきまして、諸般の事情により製造・販売を中止することとなりましたので、謹んでご案内申し上げます。

ロコルナール細粒 10%製造・販売中止のご案内より

諸般の事情ですが・・・。

先日も掲載しましたが、グランダキシン細粒も同じく製造販売中止になります。

細粒を作るのにコストがかかるからなのか、需要が少ないからなのか・・・。

代替品は?粉砕する際に注意!!

持田製薬は代替品としてロコルナール錠50mg、ロコルナール錠100mgを推奨しています。

ロコルナール細粒10%は唯一の細粒です。

細粒の後発医薬品はありません。

ロコルナール錠を粉砕する場合、30日間安定しますが、苦味、吸湿性、鼻の粘膜への刺激があるため注意が必要です。

どうしても粉砕する際はマスク着用するようご注意ください。

ロコルナールってどんな薬?

ロコルナールは狭心症治療薬です。

一般名はトラピジルです。

ロコルナールの特徴は

  • 冠動脈を拡張し心筋虚血部の血流を改善
  • 血小板におけるTXA2阻害作用
  • 血管におけるPGI2の産生を促進し、血小板凝集抑制作用
  • 動脈硬化の進展を抑制
  • 末梢血管抵抗を減少させる

名称の由来

開発会社であるRodleben社の「Ro」と冠状動脈coronary arteryより合成して命名された

ロコルナール錠50mg ロコルナール錠100mg ロコルナール細粒10%のインタビューフォームより

粉砕には注意

今回のように細粒がないと錠剤を粉砕することになります。

粉砕する際に苦味、吸湿性、鼻の粘膜への刺激がある場合は服用する患者さんも大変です。

お薬によっては医薬品本来の製剤特性が失われる事があります。

製剤の種類によっては好ましくない影響が懸念されます。

粉砕する際にはご注意ください。

  

 

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