ムコスタ顆粒20%が販売中止に

夕日

ムコスタ顆粒20%が販売中止に

2022年10月、大塚製薬はムコスタ顆粒20%が販売中止になると発表しました。

販売を中止させて頂くこととなりましたので、謹んでご案内申し上げます。

ムコスタ顆粒20%販売中止のご案内より

販売中止の理由は?

大塚製薬はムコスタ顆粒20% が販売中止になる理由として諸般の事情としています。

出荷終了予定時期は?

大塚製薬はムコスタ顆粒20% を出荷終了時期を2023年2月としています。

経過措置期間は?

大塚製薬はムコスタ顆粒20% の経過措置期間として2024年3月末をもって終了予定としております。

代替品は?

大塚製薬はムコスタ顆粒20%の代替品として

  • マーズレンS配合顆粒(アズレンスルホン酸ナトリウム水和物・L−グルタミン)
  • セルベックス細粒10%(テプレノン)

同成分でジェネリック

  • レバミピド顆粒20%「タカタ」

これらを推奨を推奨しています。

同じ成分であるレバミピド顆粒20%「タカタ」が良いと思いますが出荷調整になるリスクがあります。

早めに切り替えることをおすすめします。

ご処方元の医療機関に早めにご確認してください。

ムコスタ顆粒20%ってどんな薬?

ムコスタ顆粒20%は胃炎、胃潰瘍治療剤で胃潰瘍の治療、急性胃炎や慢性胃炎のびらん、出血、発赤などの改善に使用される薬です。

一般名はレバミピドです。

胃粘膜のPGE2増加作用や胃粘膜保護作用により胃粘膜の傷害を抑制します。

ムコスタは苦味がある薬で、ドライアイの治療に使用される点眼薬としてムコスタ点眼液UD2%が開発されました。

ムコスタ点眼液UD2%を点眼すると鼻涙管を通ってのどに到達しますが、人によって感じ方が違うので何とも言えないですがかなり苦いと感じます。

涙嚢部を指先で軽く押さえる事を伝える事が大切です。

名称の由来 

Mucosal (粘膜)と stabilizer (安定化)

Gastric(胃) Mucosal (粘膜)Prostaglandin (プロスタグランジン)Inducer(誘導物質)

ムコスタ顆粒20%のインタビューフォームより

おさらい

今回はムコスタ顆粒20%の販売中止に関して書かせて頂きました。

 大塚製薬はムコスタ顆粒20%の代替品として

マーズレンS配合顆粒、セルベックス細粒10%同成分でジェネリックのレバミピド顆粒20%「タカタ」を推奨しています。

早めに切り替えることをおすすめします。

ご処方元の医療機関に早めにご確認してください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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