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配合変化試験成績が送られてきた
1月上旬にオセルタミビルカプセル75mg「サワイ」が爆発的に処方され急遽サワイ製薬のサイトからオセルタミビルの指導箋を請求しました。 インフルエンザに罹った時に起こる可能性がある異常行動の説明の為です。
異常行動は小児や未成年の男性に多く報告されており、発熱から二日以内に発現することが多いと報告されております。
ただ、異常行動はだれでも可能性があるので、まず薬局内で話し合った後、Drにも事情を話し、口頭ではなく指導箋で説明することになりました。
指導箋より配合変化試験成績に・・・
数日後サワイ製薬から届き、開封したら一緒にオセルタミビルDSの配合変化試験成績も入っていました。
頼んだ指導箋より配合変化試験成績の方に薬局一同惹きつけられました。
粉末製剤の配合変化はもちろんですが、シロップ剤、食品・飲料などの配合変化も試験しており服用する子供の親御さんに色々質問されてもこれがあれば答えられるなと思いました。
特に食品、飲料の項目にはグリコのプッチンプリン、なっちゃんオレンジジュースなど商品をきちんと書いているのには驚きました。
是非参考にしてください。
ジェネリックの不信感は根深い
ジェネリックに対しては不信感を持っている患者さんは多いです。
サワイ製薬で配合変化試験を実施して公表してくれることは現場の薬剤師にとって貴重な情報です。
親は子供が薬をきちんと服用してくれるか心配です。特にインフルエンザになったらオセルタミビルDSを5日間きちんと服用しないといけないと思っています。
そういう親の不安を取り除かれることができるのはこういう情報だと思います。
ただ、残念なこともあります。 タミフルカプセル、DSのジェネリックは2019年1月現在サワイ製薬しか市場に出ていません。
インフルエンザの爆発的な流行で昨年市場にでたゾフルーザが出荷調整になっていますが、ゾフルーザのあおりを受けたせいなのか、オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」および同DS3%「サワイ」も一時的な出荷調整になりました。
今までの使用実績によっての割り当てになるのかなっと思いますが今後どのような動きになるかは様子を見たいと思います。
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