グルコバイ錠・グルコバイOD錠が販売中止に

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グルコバイ錠・グルコバイOD錠が販売中止に

2022年11月、バイエル薬品はグルコバイ錠・グルコバイOD錠が販売中止になると発表しました。

 弊社にて製造販売しております 食後過血糖改善剤「グルコバイ錠50mg・100mg」および「グルコバイ”OD錠50mg・100mg」(アカルボース錠)につきまして、誠に勝手ながら在庫がなくなり次第販売を中止させていただくこととなりましたので、お知らせ申し上げます。

グルコバイ錠・グルコバイOD錠販売中止のお知らせ より

販売中止の理由は?

バイエル薬品はグルコバイ錠・グルコバイOD錠  が販売中止になる理由として触れていません。

出荷終了予定時期は?

バイエル薬品はグルコバイ錠・グルコバイOD錠  を出荷終了時期を2022年10月としています。在庫状況により出荷終了予定時期が早くなる可能性がありますのでご注意ください。

経過措置期間として2023年3月としております。

代替品は?

バイエル薬品はグルコバイ錠・グルコバイOD錠の代替品としてジェネリックのアカルボース錠50mg「テバ」、アカルボース錠100mg『テバ」、アカルボースOD錠50mg「テバ」、アカルボースOD錠100mg「テバ」を推進しています。

テバ製品以外のメーカーもありますが注文が集中して出荷調整になる可能性もあるのでご確認ください。

グルコバイ錠・グルコバイOD錠ってどんな薬?

グルコバイ錠・グルコバイOD錠は糖尿病治療薬で食後過血糖改善剤です。

一般名はアカルボースです。

小腸に存在するグルコアミラーゼなどの酵素を阻害、他にもすい液・唾液のαアミラーゼを阻害して、急激な食後血糖の上昇を抑えます。

糖尿病の食後に起こる過血糖の改善に用いられます。

名称の由来 

α-グルコシダーゼ(α-Glucosidase)及び会社名(Bayer)に由来する。

グルコバイ錠・グルコバイOD錠のインタビューフォームより

服用方法が食直前

グルコバイ錠・グルコバイOD錠は食直前で服用するお薬です。

食直前は食事を摂る5分から10分前と定義されています。

食前は、食事の20〜30分前です。

グルコバイ錠・グルコバイOD錠はスクラーゼなどの二糖類水解酵素の活性を競合的に阻害し、 炭水化物の消化を遅延して食後過血糖を抑える薬です。

糖質とグルコバイ錠・グルコバイOD錠を同時に服用するときに効果が最も発揮されるために食直前になっています。

おさらい

今回はグルコバイ錠・グルコバイOD錠の販売中止に関して書かせて頂きました。

 バイエル薬品はグルコバイ錠・グルコバイOD錠の代替品としてアカルボース錠50mg「テバ」、アカルボース錠100mg『テバ」、アカルボースOD錠50mg「テバ」、アカルボースOD錠100mg「テバ」を推進しています。

テバ製品以外にもジェネリックはあります。

早めに切り替えることをおすすめします。

ご処方元の医療機関に早めにご確認してください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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