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アゾルガ配合懸濁性点眼液が出荷調整に
2019 年 11 月、ノバルティスファーマはアゾルガ配合懸濁性点眼液が出荷調整になると発表しました。
「アゾルガ®配合懸濁性点眼液」は 11 月中旬以降供給が滞る可能性がございます。このような事態に至り、医療関係者の皆様や患者様には、多大なるご迷惑を お掛け致しますこと、深くお詫び申し上げます。
アゾルガ®配合懸濁性点眼液 供給に関するご連絡とお詫びより
せっかく2種類の配合された点眼液で患者さんにとって便利な点眼液なのですが残念です。
原因は?出荷再開時期は?
ノバルティスファーマが委託している原薬メーカーは海外の工場で製造しています。
その原薬メーカーの薬事の更新手続きが遅延しているため出荷調整になりました。
そのため、供給再開時期も未定になっています。
代替品は?
アゾルガ配合懸濁性点眼液はブリンゾラミドとチモロールマレイン酸塩 0.5%を含有している配合剤です。
そのためノバルティスファーマはそれぞれ成分の点眼液を推奨しています。
ブリンゾラミド |
エイゾプト懸濁性点眼液 1% |
ブリンゾラミド懸濁性点眼液 1%「センジュ」 |
チモロールマレイン酸塩 |
チモプトール点眼液 0.5% |
チモロール点眼液 0.5%「テイカ」 |
チモロール点眼液 0.5%「日新」 |
チモロール点眼液 0.5%「杏林」 |
チモロール点眼液 0.5%「わかもと」 |
チモロール PF 点眼液 0.5%「日点」 |
チモロール点眼液 0.5%「ニッテン」 |
チモロール点眼液 0.5%「ニットー」 |
チモプトール XE 点眼液 0.5% |
リズモン TG 点眼液 0.5% |
チモロール XE 点眼液 0.5%「TS」 |
チモロール XE 点眼液 0.5%「杏林」 |
チモロール XE 点眼液 0.5%「ニットー」 |
チモロール XE 点眼液 0.5%「JG」 |
アゾルガ®配合懸濁性点眼液 供給に関するご連絡とお詫びを参照
チモプトールXE点眼液は、チモプトール点眼液をゲル化剤として加えることで、1日1回点眼での眼圧コントロールを目的として開発されました。
チモプトール点眼液の用法は1日2回です。
チモプトールXE点眼液の用法は1日1回です。
用法が違いますので変更する際にはご注意ください。
そして、チモロールマレイン酸塩 0.5%なのでご注意ください。
アゾルガ配合懸濁性点眼液ってどんな薬?
アゾルガ配合懸濁性点眼液は緑内障治療薬で2種類の成分が配合されています。
炭酸脱水酵素阻害剤であるブリンゾラミドとβ-遮断剤であるチモロールの2つの薬剤を組み合わせた配合懸濁性点眼液です。
一般名 ブリンゾラミド、チモロールマレイン酸塩
作用機序は?
ブリンゾラミドは眼の毛様体の炭酸脱水酵素阻害作用しHCO3-の生成速度が遅くなるとNa⁺と水の後房への輸送が低下し、房水産生抑制します。
チモロールマレイン酸塩は毛様体のβ-受容体を遮断し房水産生抑制します。
続報です
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