目次
グルコンサンK錠、細粒が現在も出荷調整中
2019 年 8 月、科研製薬はグルコンサンK錠、細粒が出荷調整になると発表し、現在もなお出荷調整中です。
『グルコンサンK錠 2.5mEq/5mEq、グルコンサンK細粒 4mEq/g』ですが、他社のカリウム製剤販売中止の影響により、弊社へのご注文が急増しております。
略
既存の処方患者様への供給を優先する上でも、出荷を調整させていただくことがございますので、ご賢察の程、よろしくお願い申し上げます。
グルコンサンK錠、細粒の供給に関するお詫びより
原因は?
スローケー錠 600mgが販売中止になりそのあおりを受けて現在も出荷調整になっています。
2019年は経口カリウム補給剤で振り回された気がします。
ケーサプライや他の製剤も出荷調整になり、購入できなくなり採用しても二転三転しました。
グルコンサンKってどんな薬?
低カリウム状態時のカリウム補給に使用されます。
カリウムイオンは生体の浸透圧の調整、ATPなどの活性化作用、神経および筋組織の興奮性維持などの重要な役割をしています。
どんな時にKイオンの低下が起こる?
下痢や嘔吐が続くとカリウムイオンの低下がみられます。
ループ利尿薬、サイアザイド系降圧利尿薬、ジギタリス系の強心薬などの副作用として低カリウム血症があらわれることがあります。
低カリウム血症は筋力の低下や便秘、不整脈、心筋興奮障害、腎障害、糖代謝障害を起こします。
こんな記事も書いています。