デスモプレシン・スプレー10協和が自主回収に

薬のボトル

デスモプレシン・スプレー10協和が自主回収に

2020年7月17日、フェリング・ファーマはデスモプレシン・スプレー10協和が自主回収になると発表しました。

自主回収する理由は?

フェリング・ファーマはデスモプレシン・スプレー10協和が自主回収する理由として、

一瓶に充填されている内容量の減少とデスモプレシン酢酸塩水和物の濃度の上昇が確認されたため自主回収することとなりました。

充填されている瓶から水分が気化されて濃度が上昇したと思われています。

健康被害は?

フェリング・ファーマは有効性に大きな影響はないとしています。

そして、フェリング・ファーマは濃度から推定して重篤な健康被害が発生する可能性はないとしています。

濃度に関しては書かれていませんが、もしかしたら軽微な健康被害の可能性がありますので購入された医療機関はご確認してください。

該当ロットは?

デスモプレシン・スプレー10協和の回収するロットは

18X01C、

19501C、

20101C

になります。

ご確認ください。

デスモプレシン・スプレー10協和ってどんな薬?

デスモプレシン・スプレー10協和は夜尿症用剤です。

尿浸透圧、尿比重の低下に伴う夜尿症に使用されるお薬です。

一般名はデスモプレシン酢酸塩水和物です。

腎尿細管にあるバソプレシンV2受容体に作用して腎の尿細管における水の再吸収を促進させ、バソプレシン不足による尿濃縮能の低下を改善させます。

適応症が違う。

デスモプレシン酢酸塩水和物は共通なのですが、スプレーと点鼻液では適応症が違います。

デスモプレシン・スプレー10協和は尿浸透圧あるいは尿比重の低下に伴う夜尿症です。

デスモプレシン・点鼻液0.01%協和、デスモプレシン・スプレー2.5協和は中枢性尿崩症です。

おさらい

デスモプレシン・スプレー10協和の自主回収に関して書かせて頂きました。

該当ロットは18X01C、19501C、20101Cになります。

購入された医療機関はご確認ください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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