デザレックス 錠 5 mg が供給再開に

デザレックスの供給パンフレット

デザレックス 錠 5 mg が供給再開に

2019年1月、MSDの薬事手続き上の不備を受けて全ロットを自主回収となりました。

原薬の保管施設に関わる薬事手続きに不備が原因でした。

デザレックス 錠 5 mgの供給再開に向けてMSD株式会社は製造販売承認書の一部変更などの薬事手続きを完了し2019年11月下旬から供給再開になります。

デザレックスってどんな薬?

デザレックス錠はヒスタミンH1受容体を選択的に拮抗する第2世代の抗アレルギー薬です。

第一世代は作用が強力ですが、中枢移行性も高いです。

第二世代は作用がマイルドで中枢移行性は低いです。

一般名はデスロラタジン

名称の由来

デスロラタジン(Desloratadine)を有効成分とし、アレルギー(Allergy)が関与する疾患の治療剤のため、デザレックス(DESALEX)と命名した。

デザレックス 錠 5 mgのインタビューフォームより

一般名の「デスロラタジン」と「アレルギー」を組み合わせたのですね。

デザレックス 錠 5 mgはロラタジン(クラリチン)の主要活性代謝物として見出されたお薬です。

ロラタジンはCYP3A4と CYP2D6により代謝され、デスロラタジンとして抗アレルギー作用を発揮します。

ただ、日本人においてCYP2D6の代謝機能が低い割合が多く十分な効果が発揮できないということがありました。

デザレックスはロラタジンの活性代謝物であるデスロラタジン自体を主成分とするため、

代謝による人種や個人差の影響がなく効果が発揮できます。

デザレックスの構造式    

        

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  デザレックスの構造式                    ロラタジン構造式

デザレックス錠5mg クラリチン錠10mg/ ククラリチンレディタブ錠10mg PMDAより

クラリチンは10mgですがデザレックス錠5mgです。

5mgで少ないのはいいですね。

作用機序

ヒスタミンH1受容体においてヒスタミンとの拮抗作用を示すことによりアレルギーを抑制します。

デザレックス錠 5 mg の特徴として

  • H1受容体においてヒスタミンとの拮抗作用
  • 刺激によるヒスタミン遊離抑制
  • IgE受容体の架橋によるヒスタミン遊離抑制
  • ロイコトリエン、プロスタグランジン産生抑制
  • 炎症性サイトカイン産生抑制

デザレックス錠 5 mgは一日一回で特に食事の影響を受けないので服薬のタイミングも個人に合わせて選択しやすいお薬です。

特に眠気の副作用が少なく、アルコール摂取との影響が少ないことから、お酒を飲む機会が多い人、車を運転することが多い人などに処方される薬です。

  

 

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