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2017年調剤報酬の付け替え請求が問題になったことを覚えていますか?
まず、クオール薬局秋田飯島店での付け替え請求が問題になりました。
続いて、アイセイ薬局が一部の薬局で付け替え請求があったことを発表しました。
その後にもさくら薬局相馬店で付け替え請求があったと発表。
大変大きな問題となりました。
2017年に調剤報酬の改定がありました。
改定により特定の医療機関からの処方箋受付回数、集中率により、薬局によっては 調剤基本料が低くなり、減収になる厳しい改定でした。
調剤報酬の付け替え請求は、処方せんの集中率を意図的に低くくさせることで、調剤基本料の引下げを免れる狙いがあります。
そして令和元年10月17日に付け替え請求をしていたアイセイ薬局に処分がだされました。
保険薬局の指定の取消の処分になりました。
取消処分の主な理由
実際には、同一開設者の他の保険薬局で行った調剤を当該保険薬局で調剤を行ったものとして、調剤報酬を不正に請求していた。
「調剤基本料1」の施設基準(特定の保険医療機関に係る処方箋による調剤の割合が9割5分以下)に適合していないにもかかわらず、同一開設者の他の保険薬局で行った調剤を当該保険薬局で調剤を行ったものとして操作し、本来は「調剤基本料3」の施設基準で届出しなければならないところ、「調剤基本料1」の基準に適合しているとして施設基準の虚偽の届出を行い、調剤報酬を不正に請求していた。
保険薬局の指定の取消について 東北厚生局 より
このような事をしてしまうとアイセイ薬局にきてくれている患者さんを裏切ることになります。
そして、アイセイ薬局に関わっている人達に対しても失礼なことだと思います。
真摯に反省をして他のアイセイ薬局に来局してくれる患者さんの為にも頑張ってほしいです。
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