2019年4月23日に2019年3月期の決算の発表がありました。
目次
福岡県福岡市に本社を持っているので九州地方に積極的に展開しています。
総合メディカルHDは大きく2大事業に分かれます。
一つは薬局部門で、そうごう薬局を全国展開しています。
地域から選ばれる薬局「みんなの健康ステーション」として「かかりつけ薬剤師」を積極的に取り組んでいます。
長期ビジョンとして地域ヘルスケアネットワークの基盤づくりを計画していて地域密着型の薬局をすすめています。
もう一つの医業支援部門として人材紹介、医療機器のリース、介護施設の運営、医業経営コンサルティングをしています。
医療機関経営のトータルサポートを行っています。
総合メディカルHDは医療モールの開発・運営に勢力的に行っているのが特徴です。
総合メディカルホールディングス株式会社の2019年3月期の経営成績は、売上高は144,630百万円で前期比の6.8%増となりました。
薬局部門では2018年度調剤報酬・薬価改定により減益となりましたが、医業支援部門で病院内での売店、レストラン、カフェなどを展開している株式会社文教を2018年4月26日にグループ化、コンサルティングやレンタル、リースなどの増収により売上高の増収に貢献しました。
営業利益は5,411百万円で前期比の24.7%減になりました。
日本調剤の時にも触れましたが医療用医薬品の流通改善に向けて流通関係者が遵守すべきガイドラインが平成3 0 年1 月2 3 日に通知され卸売販売業との価格交渉が難しくなったのが背景にあります。
薬局部門では前年比の25.6%減となり全体の営業利益を下げた状況になりました。
医療モールが105店舗
17店舗出店し6店舗を閉局しました。
前年は687店舗なので11店舗増え、今後も引き続き店舗を増やす方針です。
前期比の101.9%となりました。
期末店舗数が698店舗なので、月だと約1490枚です
処方箋単価が前年期より5%減少の8348円になりました。
日本調剤は単純計算で月だと約1980枚で処方箋単価 14,458円です。
比較したら日本調剤の処方箋単価の高さがわかります。
全部のグループ調剤の会社と比較していませんが日本調剤はグループ調剤の中でトップクラスの処方箋単価だと思います。
福岡市国家戦略特区で福岡市早良区のある「そうごう薬局東⼊部店」でオンライン服薬指導が行われました。
このような新しい事を経験することはアドバンテージです。
オンライン服薬指導が今後どのようになっていくか注視していく必要があると思います。
認知症の患者さんやその家族への⽀援するために、認知症カフェ「すまいるカフェ@そうごう」を開き⾼齢者の認知症に向けた取り組みをしています。
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