目次
2019 年12 月、シオエ製薬、日本新薬は消毒用エタノール シオエ(EP)5Lを自主回収すると発表しました。
使用期限内の全ロットの参考品について揮発性混在物の試験を行った結果、承認規格には適合していましたが、容器変更後のロットより、今後使用期限内において試験結果が規格不適となる可能性が否定できなかったため、当該製品の出荷を停止し、現在市場にある下記の製造番号品を本日より自主回収させていただくことといたしました。
「消毒用エタノール シオエ(EP)5L」の自主回収のお知らせより
シオエ製薬、日本新薬は純度試験(3)揮発性混在物が承認規格に適合しなかった為としています。
エタノールを生成する際に副生成物としてアセタールとアセトアルデヒドが生成してしまいます。
それを調べるために純度試験(3)の試験を行っています。
今回、 純度試験(3)の試験 に適合しませんでした。
消毒用エタノール シオエ(EP)5Lの回収する該当ロットは下記になります。
製造番号 | 使用期限 |
835902 | 2020年4月 |
836301 | 2020年7月 |
836901 | 2021年1月 |
837301 | 2021年5月 |
838201 | 2021年9月 |
838601 | 2022年1月 |
838801 | 2022年7月 |
850001 | 2022年7月 |
850101 | 2022年9月 |
消毒用エタノールは日々使用するものです。
エタノールの濃度は100%の方が濃度が高く、消毒効果が高いと思いますが、
消毒用エタノールの濃度は76.9〜81.4%で殺菌力が最も強い濃度と言われています。
濃度が低すぎても消毒の効果が下がります。
引火性、爆発性があるため、火気厳禁です。
最近では手術などで使用される電気メスによる発火事故が報告されています。
広い部分を消毒する際には乾燥させて蒸気の拡散を確認してから使用するように気を付けてください。
こんな記事も書いています。