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2020年7月31日、日医工はレバミピド顆粒20%「日医工」が自主回収になると発表しました。
3年の使用期限内に承認規格外になる可能性があると判断しましたので、当該品を自主回収致します。
レバミピド顆粒20%「日医工」自主回収に関するお知らせとお願い(クラスⅡ)より
日医工はレバミピド顆粒20%「日医工」が自主回収になる理由として、安定性試験結果の確認に於いて、試験検体の保管状況等に逸脱があり、正確な試験結果が得られていないことがわかった為としています。
医薬品の安定性試験は苛酷試験、長期保存試験,加速試験、中間的試験があります。
一定の条件下での安定性を確認するために安定性試験をしています。
医薬品が安定して効果があるか確認しています。
その検体の保管方法がまずかったようです。
日医工の製造部門か品質管理部門が悪いのかわかりませんが、ここ最近日医工は続いてますね。
日医工は溶出性が遅い為、吸収の遅れが生じ、効果の発現が遅延する可能性があるとしていますが、重大な健康被害が発生する恐れはないとしています。
該当ロットは以下になります。
0.5g×210包
C00800、C00900、C01200、C01300、C01600、C01700、D00300、D00400、D00700、D00800、D01100、D01200、D01300、D01400、D01900、D02000、E00100、E00200、E00700、 E00800、E00900、E01000、E01600、E01700、E02100、E02200、E02300、E02400、F00100、F00200
100gバラ
C00700、C00800、C01000、C01100、C01400、C01500、C01600、D00100、D00200、D00500、D00600、D00700、D00900、D01000、D01100、D01400、D01500、D01600、D01700、D01800、D01900、E00200、E00300、E00400、E00500、E00600、E01000、E01100、E01200 E01300、E01400、E01500、E01800、E01900、E02000、E02500、E02600、E02700、F00200、F00300
日医工は代替品として先発品のムコスタ顆粒20%を推奨しています。
他にもレバミピド顆粒20%「TCK」、レバミピド顆粒20%「TYK」、レバミピド顆粒20%「アメル」、レバミピド顆粒20%「タカタ」があります。
ただ、集中すると出荷調整になる可能性がありますのでご確認ください。
ムコスタ顆粒20%は1990年12月に胃炎、胃潰瘍治療剤として発売されたお薬です。
胃潰瘍、急性胃炎や慢性胃炎の改善に使用されるお薬です。
胃粘膜のPGE2増加や胃粘膜保護をして胃粘液量や胃粘膜血流量の増加で炎症を抑え、胃の粘膜を修復します。
Mucosal + stabilizer Gastric Mucosal Prostaglandin Inducer
(粘膜) (安定化) (胃) (粘膜) (プロスタグランジン) (誘導物質)
ムコスタ錠100mg、ムコスタ顆粒20%インタビューフォームより
今回はレバミピド顆粒20%「日医工」の自主回収に関して書かせて頂きました。
購入された医療機関はご確認ください。
日医工は代替品として先発品のムコスタ顆粒20%を推奨しています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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