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モメタゾン点鼻液50μg「杏林」56噴霧用・112噴霧用が発売

キョーリンリメディオ株式会社はモメタゾン点鼻液50μg「杏林」56噴霧用、112噴霧用を8月26日に販売開始になりました。

オーソライズド・ジェネリック(AG)になります。

今回は先に・・・・

2019年6月にファイザー株式会社は東興薬品工業が承認を取得したモメタゾン点鼻液50μg「MYL」56噴霧用、112噴霧用をAGより先に発売しています。

特殊なゲル基剤を使用することにより、高粘性であるが均一で微細な液滴噴霧が可能

高粘性ゲル基剤を用いたことにより、製剤中の懸濁粒子が沈降することがないため均一な懸濁状態が維持されており、使用時の振とうは不要

上方排圧エアレス式容器を採用することにより、使用角度によらず、正確で安定的な1回噴霧量と微細な液滴による安定した噴霧パターンを提供

移動弁の位置により容器内残量がわかりやすい

噴霧後容器内に外気が戻らないため、使用後の汚染を受けにくいので防腐剤を減量し、また、不要な防腐剤を含まないため、特異なにおいがない

モメタゾン点鼻液50μg「MYL」56噴霧用・同112噴霧用 ファイザーホームページより

先発品と違ったデバイスを使用することにより改良できたそうです。

ナゾネックス点鼻液は懸濁剤ですので、使用前に容器を上下によく振ることが求められていますが、モメタゾン点鼻液50μg「MYL」はゲル基剤なので振る必要がありません。

しかも一回の噴霧に対してのナゾネックス点鼻液より少ない量で50μg含有できたそうです。

そのため、

モメタゾン点鼻液50μg「MYL」56噴霧は7gで112噴霧は13g

ナゾネックス点鼻液50μg   56噴霧は10g、112噴霧は18g。

困ることが・・・・

一般名で処方になった場合はgも記載されています。

モメタゾン点鼻液50μg10g
モメタゾン点鼻液50μg18g
モメタゾン点鼻液50μg7g
モメタゾン点鼻液50μg13g

変更できる?

「【般】モメタゾン点鼻液50μg10g」と記載された一般名の処方せんではモメタゾン点鼻液50μg「MYL」を調剤できるのでしょうか?

調剤できるかどうかわからなかったのでファイザーの学術情報ダイヤルに問い合わせしたところ、一般名で処方されている場合は処方医の意向によりあえて記載してある場合があるため、処方元や支払機関、厚生局へお問い合わせしてくださいと回答を頂きました。

これだとAGであるモメタゾン点鼻液50μg「杏林」を採用したほうが、問題がなさそうですね・・・。

上記の画像は モメタゾン点鼻液50μg「杏林」 とナゾネックス点鼻液です。

シールのラベルだけが違うだけであとは同じとMRは言っていました。

ただ、取り組みは素晴らしい!

今回は採用を見送らせて頂きましたが、ファイザーの取り組みは素晴らしいと思います。

先発品より使用しやすいように改良する取り組みはなかなかできることではありません。

今後の市場のシェアは?

大抵はAGが発売した後に他社が販売する形になりますが、今回モメタゾン点鼻液50μg「MYL」 の方がAGよりも先に発売になっています。

今までAGは先に発売した場合、シェアは50%以上獲得できていますが 、今回はどのようになるかシェアの動向が気になる製品です。

  

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takeshi

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takeshi

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