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マツモトキヨシHDの2019年3月期の連結決算を見てみた

マツモトキヨシHDは2019年4月からココカラファインとの資本業務提携に関する検討・協議しています。

ココカラファインとスギHDの両社は6月1日、経営統合に関する検討・協議開始すると発表しました。

ココカラファインはどちらの方を選ぶのか業界は注目しています。

ドラックストアの変遷予兆を感じます。

マツモトキヨシの特徴

マツモトキヨシHDはドラッグストア業界で22年間にわたり1位を取り続けていました。

2016年度に首位の座から落ち、再び首位に返り咲こうと虎視眈々と狙っています。

マツモトキヨシは日本のドラッグストアのパイオニアでもありお客様の需要に合わせて、 都市型ドラッグストア 、郊外型ドラッグストア、調剤併設型ドラッグストア、調剤専門薬局など幅広く展開しています。

名前の由来は?

1932年(昭和7年)に千葉県松戸市で「松本薬舗」創業しました。

創業者は松本清で、1951年4月に有限会社マツモトキヨシ薬店を設立し、その後株式会社マツモトキヨシになりました。

松本薬舗から店名を変えることにした理由は、店の名前を自分の名前にしてしまえば、どちらの名前もみんなに覚えてもらえるからでした。また、戦後のこの時期、子供でも読めてわかりやすくハイカラである、という理由からカタカナ表記にしました。

さらに、『「松本薬局」や「清薬局」は全国にいくらでもあるかもしれない、「マツモトキヨシ薬局」なら少ないだろうがあるかもしれない、だったら「薬局マツモトキヨシ」にしてしまえばこれはもう日本に一つに相違ない』、こうして『薬局マツモトキヨシ』の店名が生まれました

マツモトキヨシ ホームページより

事業展開

ドラッグストア事業がメインで売上高の大部分を占めます。特に自社ブランドの企画、開発に力を入れています。

2015年に自社ブランドの「matsukiyo」を立ち上げトレンドやニーズに合わせた魅力的な商品を次々と出し売り上げに貢献しています。

薬剤師・管理栄養士・ビューティースペシャリストなどの専門家を配置したマツキヨLABを作り自社ブランドの特徴などを説明し、顧客の心を掴んでいます。

モバイル決済のアリペイ導入をして訪日外国人観光客に特化した業態の展開も行っています。

売上高、バランスシート、キャシュフローは?

2019年3月期の連結決算を発表した。

売上高は5759億9100万円で前年同期比3.1%の増収になりました。

大阪地震、西日本豪雨、胆振地震などの影響がありましたが、新規出店、PB商品の販売の強化、改装による活性化などにより売上高が過去最高となりました。

調剤事業は薬価改定の影響がありましたが、高い収益性の見込める物件を優先的に開局して効率化を図りました。その結果処方箋応需枚数が増加したことで順調に売上高を上げています。

営業利益は360億2800万円で前年同期比7.3%の増収になりました。

詳細は書いていませんが、発注処理手数料が増えていて仕入れ先のキックバックが増えたと思われます。

本業でしっかり利益が出ているのがわかります。

売上総利益率が年々増えています。

企業努力の賜物です。

自己資本比率が65.7%で超優良企業だというのがわかります。

毎年ほぼ同じような構成比で、資産と負債のバランスになっています。

財政の健全性も良いですし、支払い能力も言うことありません。

財務キャシュフローが今回多い理由として自己株式取得のものです。

今後 ココカラファインとの資本業務提携 に向けての準備なのかもしれません。

  

  

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takeshi

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takeshi

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