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2020年7月、MSDはペグイントロン皮下注用 100μg/0.5mL 用、ペグイントロン皮下注用 50μg/0.5mL 用が販売中止にすると発表しました。
製造ラインを閉鎖する結論に至りました。
ペグイントロン®販売中止に関するお知らせより
MSDはペグイントロン皮下注用 100μg/0.5mL 用、ペグイントロン皮下注用 50μg/0.5mL 用が販売中止なる理由として医療ニーズの変化としています。
C型肝炎、悪性黒色腫における術後補助療法は新しい薬が増えて、治療の選択肢も増えました。そのため、ペグイントロンの需要は減少になっていったのだと思います。
MSDは販売中止になる時期として
ペグイントロン皮下注用 100μg/0.5mL 用は2020 年 9 月末、
ペグイントロン皮下注用 50μg/0.5mLは2021 年 2 月末としています。
ペグイントロン皮下注用はペグインターフェロンα-2b製剤です。
従来の IFN 製剤と比較してペグイントロン皮下注用は週 1 回皮下投与になり投与回数を減らすことのより患者さんの負担の軽減するために開発されたお薬です。
C型慢性肝炎、C型代償性肝硬変、悪性黒色腫に使用されるお薬です。
機序の詳細はわかってはいませんが、C型肝炎ウイルスの増殖を抑えたり、体がウイルスを排除しようとするのを助けて肝機能を改善します。
他にもがん細胞の増殖抑制作用があります。
今回はペグイントロン皮下注用 100μg/0.5mL 用、ペグイントロン皮下注用 50μg/0.5mL 用の販売中止に関して書かせて頂きました。
ペグイントロン皮下注用 100μg/0.5mL 用は2020 年 9 月末、ペグイントロン皮下注用 50μg/0.5mLは2021年2月末に販売中止になります。
採用している医療機関はご注意ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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