フェブリク錠の14錠シートがなくなるそうです。
それぞれの規格の140錠包装がなくなり、100錠包装が新たに発売されます。
出荷予定は2020年1、2月の予定になります。
フェブリク錠を140錠包装で購入されていた薬局は多いと思います。
目次
14錠シートなので調剤ミスにつながる事があります。
ヒヤリハット・ハットの事例でフェブリク錠の数量間違えが5例ほど報告されています。
内容として10錠ヒートと14錠シートを間違えたと報告しています。
背景・要因として認識違い、確認不足、通常とは異なる心理的条件下にあったと原因を分析しています。
帝人ファーマはどのような理由で14錠シートを販売するのをやめるのかを書いていません。
フェブリクの発売当初、勤務していた薬局で採用したのは140錠包装だったので数量間違えをしそうな印象でした。
14錠シートと10錠シートは大きさが違うので間違えなさそうですが、ヒヤリハットの報告がされているように間違える事があります。
慣れている方なら14の倍数を覚えているので計算は早いと思います。
ある時フェブリクを調剤してお渡し患者さんから電話がかかってきました。
シートの数が少ないから間違っていると連絡でした。
その方は薬のシートは全部10錠シートだと勘違いしていました。
こういう点でも10錠シートの方が良いと思います。
名称の由来:一般名「febuxostat」、尿酸「uricacid」から命名
フェブリック錠インタビューフォームより
フェブリクは、痛風、高尿酸血症に用いる選択的キサンチンオキシダーゼ阻害剤です。
アロプリノールなどの尿酸合成阻害剤と違ってプリン骨格を持たず他の核酸代謝に影響を及ぼしません
フェブリクは肝臓で排泄されるため、腎障害のある患者さんにも投与量を変更することなしに使用できる薬です。
フェブリックは肝臓で代謝された後、糞便中、尿中にほぼ均等な割合で排泄されます。
なので、腎機能が軽度から中等度低下している場合でも減量することなく,安全に尿酸値をさげる事ができます。
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