ジェネリックを好まない人に対しての推進

今勤めている調剤薬局の後発医薬品使用割合は89%です。

近隣の医療機関はジェネリックの変更不可でしたが、3年前に変更可になって少しずつですが上がってきました。

ただ、ジェネリック医薬品を好まない人がいますのでそろそろ頭打ちなのかなと思っています。

国の方もジェネリックを進めていますのでどのように推進していくかが問題になってきます。

患者を尊重しないで勝手にジェネリックに変えることは問題です。

ジェネリックを好まない人をどうジェネリックに変更してもらうかが課題だと思います。

今回はジェネリックを好まない人をどう推進しているかご紹介したいと思います。

  1. 信頼関係を築く
  2. まずはAGを提案
  3. 年金をもらっている人は受給額が下がった時や介護保険、健康保険の支払いが上がった時や健康保険負担割合が上がった人に提案してみる。

信頼関係を築く

ジェネリックを好まない人はジェネリックの話を毎回されると嫌がります。

毎回、嫌な話をされると人は聞きたくなくなります。

もしかしたら今後、話さえしてくれなくなりますので気を付けてください。

まずは信頼関係を築くことです。

患者の好きなこと、趣味のことなどを知ることも大切です。

まずは薬のことでアプローチをしてそれから患者の生活などを聞ければ良いです。

初回アンケートを利用するのも良いと思います。

一回で聞こうとは思わず少しずつ聞くことが大切です。

まずはAGを提案

3月13日発売されたジェネリック医薬品を注目しています。

シロドシンOD錠4mg「DSEP」です。

シロドシンOD錠4mg「DSEP」はオーソライズド・ジェネリックです。

オーソライズド・ジェネリック(「Authorized Generic」は「許諾を受けたジェネリック医薬品」という意味です。

医療関係者の中では「AG(エージー)」と略して呼ばれています。

AGは先発医薬品メーカーから特許使用の承諾を得て、原薬、添加物、そして製造方法が先発医薬品と同じジェネリック医薬品のことです 。

ジェネリックが好まない人の中にはAGなら良いよという方がいます。

AGを服用していると全員ではないですが段々ジェネリックに対しての考えが変わってきてジェネリックでも良いよという方がいます。

年金をもらっている人は受給額が下がった時、保険関連の支払いが上がった時に提案してみる。

2017年、国民年金の引き下げにより、4月からの支給額は下がりました。

支給額が少なることは年金で生活してる人にとっては切実です。

受け取りは6月からなので6月に重点的にジェネリックのお話をさせて頂きました。

ジェネリックが嫌な方も状況が変わり話を聞いてくれる人が多かったです。

あとは、4、5、6月に受けた給与額により10月から徴収される健康保険と、介護保険、厚生年金の支払い額が変わります。

その時期も強化してジェネリックのお話を推進しました。

最後に普段1割の方が2、3割に変わった時も良い機会だと思っています。

資産などを売却、相続した場合は収入とみなされ、負担割が変わることがあります。

医療費の支払いなどが今までの2、3倍となるのでびっくりされる方もいます。

そういう時にジェネリックにするとどのくらいの金額差になるかをお話すると変えてくれる患者さんが多いです。

今回はジェネリックが好まない人に対しての推進をご紹介しました。

患者を尊重しないで勝手にジェネリックに変えることは問題です。

ただ、今はジェネリックを好まなくても患者さんの懐事情が変われば気持ちの変化もでてきます。

特に年金だけでの生活するのは大変だと思います。

時間をかけて信頼関係を築くことも大切です

少しでも負担が少なくなれば患者さん、ご本人の為にもなります。

  

  

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takeshi

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