ココカラファインは2019年4月にマツモトキヨシHDと資本業務提携の検討を始めると発表しました。
そして、驚いたことなのですがココカラファインとスギHDの両社は2019年6月1日、経営統合に関する検討・協議を開始する旨の合意書を締結したことを発表しました。
ココカラファインはマツモトキヨシHDとの資本業務提携に関する検討・協議も継続して行くそうです。
この背景にはマツモトキヨシHD側が経営統合には慎重な姿勢をとっていたからと言われています。
ドラックストアでの今期の1位はツルハHDです。
マツモトキヨシHD、スギHDどちらもココカラファインと経営統合になった場合は1位になります。
マツモトキヨシHDは以前22年間1位でしたが、しばらく首位の座を明け渡しています。
それぞれ過去に個別で見てきましたがさらりと3社一緒に比較していきます。
目次
大手調剤薬局の日本調剤と比較していますが、ドラックストアの方が圧倒的です。
そして、日本調剤は今期、厳しい予想をしています。
ドラックストアと調剤薬局では未来の見え方が違うかもしれません。
キャシュフローを見てみるとココカラファインはマツモトキヨシHDかスギHDのどちらかに決めると思います。
マツモトキヨシHDのフリーキャシュフローが潤沢にあります。スギHDよりは選択肢があるとは思います。
ココカラファイン、マツモトキヨシHDはともに一般医薬品、化粧品、自社ブランド商品の売上の割合が高く、都市部、都市周辺部に、調剤を備えた併設型の薬局を展開しているのが特徴です。
資本業務提携してもスムーズに医薬品の仕入れ、物流の共同化、自社ブランドの共同開発が進めやすいと思います。
両社は今後医療・介護事業が伸びていくと考えており、体調維持、体調管理から介護・終末期のケアまでをサポートする戦略を考えています。
ココカラファインは、関東・関西エリアを中心に幅広く展開しており、スギHDは中部・関西エリアを中心に展開しており、それぞれの店舗がお互い大きくバッテイングせず経営統合が上手くいくと考えています。
7月末にココカラファインの取締役会に報告される予定です。
今後どうなるのか注視していきたいと思います。
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