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インタール細粒10%、インタール点眼液2%、インタール点眼液UD2%、インタール点鼻液2%が販売中止に

インタール細粒10%、インタール点眼液2%、インタール点眼液UD2%、インタール点鼻液2%が販売中止に

2020年2月、サノフィはインタール細粒10%、インタール点眼液2%、インタール点眼液UD2%、インタール点鼻液2%が販売中止になると発表しました。

食物アレルギー治療剤「インタール®細粒10%」、アレルギー性結膜炎治療剤「インタール®点眼液2%」および「インタール®点眼液UD2%」、アレルギー性鼻炎治療剤「インタール®点鼻液2%」の販売を中止させていただくことになりました。

インタール細粒10%、インタール点眼液2%、インタール点眼液UD2%、インタール点鼻液2%販売中止のご案内より

販売中止になる理由は?

サノフィは販売中止なる理由として、諸般の事情としています。

販売中止時期は?

サノフィは2020年12月末日としています。ただ、在庫状況により早めになくなる可能性がありますのでご確認ください。

代替品は?

サノフィは代替品について触れていません。

ただ、インタール細粒10%はジェネリックであるクロモグリク酸Na細粒小児用10%「TCK」がありましたが、2020年6月にて製造中止になりました。

インタール点眼液、インタール点鼻液2%は多数のジェネリックがあります。

インタール点眼液UD2%にはジェネリックはありません。

インタール点眼液 UD2%は保存剤を含有しないため、ベンザルコニウム塩化物に対して過 敏症の患者ならびにその疑いのある患者にも使用できます。

患者の背景によって同じ成分であるインタール点眼液が良いのか、他の成分を検討した方が良いのか検討してください。

インタール細粒ってどんな薬?

インタール細粒は食物アレルギー治療剤です。

ヒスタミンなどの放出を抑制することにより、アレルギー症状をおさえます。

消化管におけるマスト細胞の脱顆粒を抑制することにより、腸管内透過性亢進を抑制し、結果として二次的に起こる多量の抗原の血行への流入・免疫複合体の形成を阻止し、消化管のみならず、皮膚・呼吸器のアレルギー反応を抑制します。

一般名はクロモグリク酸ナトリウムです。

名称の由来

Interfere Allergyの下線部より Intal と命名した。

インタール細粒10%、インタール点眼液2%、インタール点眼液UD2%、インタール点鼻液2% のインタビューフォームより

 

 

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takeshi

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